WHAT'S UKIYO-E PROJECT?

UKIYO-E PROJECT

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浮世絵プロジェクトとは
~Story~

浮世絵が約400年の歴史を経て、
今でも作られていることをご存知ですか?

そして、その伝統が今にも消えてしまいそうであることを。

実際のところ、浮世絵に、木版画(刷り物)と肉筆画(1枚画)があることを知らない人も多くいます。さらに世界に出ると、「浮世絵」という認識は少なく、「色の美しい日本のアート」とだけ思われていることもしばしば。

日本の伝統を楽しんでいただければ、それだけでも十分嬉しいのですが、世界で高い評価を得ている浮世絵を守りたい、
引き継いでいきたいという思いで「浮世絵プロジェクト」は始まりました。

「浮世絵プロジェクト」の目標は、
江戸木版画の技術保存と継承です。

浮世絵は、絵師・彫師・摺師、3人の職人さんの力が合わさって初めて完成する総合芸術です。手先の器用さや長年の修行を必要とする、世界でも稀な日本独特のアートフォームであり、貴重な文化遺産。

しかし今、急激な仕事不足により、
職人さんの数が驚くほど減っています。

絵師 不明
(現在、浮世絵の木版画を専門にする絵師さんはいません)
彫師 9名
摺師 30名

更に、職人を目指す若者がいても、職人さんの高齢化、仕事の減少により、あまり弟子が取れないのが現状です。

きっかけは、ある版元(浮世絵の出版社)との出会いでした。こちらの版元さんは新しい浮世絵を作り、世に出して行こうと様々な取り組みを行っていました。
例えば、現代美術のアーティスト作品を浮世絵にしたり、漫画やアニメの作家さんとコラボした作品を作ったり・・・これがまたとても可愛いく、色が日本独特のもので素敵だったりと、それは「浮世絵は古い美術」と思っていた概念を覆すものでした。
浮世絵は「浮世を描いた絵」、つまり「今を描いた絵(風俗画)」。 (浮世絵について詳しくはこちら

NOW, POP, STARS, ICONS, POSTERS
浮世絵の歴史や背景から導き出されたキーワードを繋ぎ合わせた時、 「現代のポップシーンを描いた現代の浮世絵を作りたい」

そして
「世界の人達にもっと浮世絵のことを知ってもらいたい」

そして
「世界のポップスターやアイコン達をテーマにした浮世絵を作ったら、この伝統を守る手助けができるのではないか」

こんな風にして「浮世絵プロジェクト」は始まりました。

浮世絵プロジェクトの目的は、
1)浮世絵の仕事を作ること
2)東京から世界に発進すること

浮世絵プロジェクトは、世界に通じる日本アニメーションのキャラクターや映画俳優、歌手、アスリートなど「今」を代表する題材とのコラボレーション浮世絵版画を継続的に作ることで、無形文化財に指定されている浮世絵木版画彫摺技術の仕事を作り出し、後継者を育成し、その作品を江戸(東京)から世界へ発信していきます。

INTRODUCTION OF ARTISANS

Illustrator / 絵師
渡石川真澄

石川真澄

1978年東京都葛飾生まれ。
2000年六代目歌川豊国に師事。
まもなく六代目が他界したため、独学で浮世絵を学び、その後、個展、グループ展を中心に活動。
07年写楽を題材にした映画「宮城野」のための浮世絵制作を担当。
10年日本橋地域ルネッサンス100年計画の一環として「日本橋かるた」を制作。
11年「サロン・デュ・ショコラ2011」限定BOXのパッケージデザインを手掛ける。
13年日本橋三越「ジャパン・センスィズ」の夏・秋用デザインを担当する。
14年5月 新宿B GALLERY(BEAMS JAPAN内)にて、石川真澄名義では初となる個展「深世界奇譚」を開催。
15年「浮世絵プロジェクト」第1弾、KISSとのコラボレーションで自身初となる伝統的な江戸浮世絵木版画の作品を発表。

「今回、自身としての初めての木版画製作ということで、画家として、また一浮世絵ファンとしても感慨深いです。浮世絵木版業界における職人の仕事減少、後継者不足が深刻な今、微力てすがこのプロジェクトの一端を担えればと思います。」

Woodcarver / 彫師
渡辺 和夫

渡辺 和夫

1945年茨城県生まれ。1960年より江戸木版彫師・大倉半兵衛に師事。
6年間の就業の後、江戸木版彫師として現在に至る。
1991年フランス・エソンヌ県で開催されたJAPAN WEEKで木版の実演を行う他 1992年両陛下の行幸啓に際し、展覧の品として木版画を出品した。
2010年江戸木版画伝統工芸士に認定され、現在は浮世絵版画に限らず現代絵画作品 の木版画化など活動の幅を広げている。

経済産業省認定 江戸木版画 伝統工芸士
浮世絵木版画彫摺技術保存協会 理事長
(当協会は、文化庁の無形文化財選定保存技術に認定されている。)

3代目関岡扇令 ( 本名:関岡裕介)

3代目関岡扇令 ( 本名:関岡裕介)

1957年 東京生まれ荒川区在住(荒川区は伝統工芸技術の保存に力をいれている)
1976年 代々摺師の家系に生まれたが、二代目扇令の父親の勧めにより、19歳より彫師の道に入り、大倉半兵衛に弟子入りし、7年の修行を積んだ。
2013年 10月に三代目扇令として襲名された。

38年ものキャリアを持つその高い技巧は、単に原画に忠実に彫るだけではなく、原画の甘い線を補完した彫りもできる、創造性の高い技巧を有している。
浮世絵といった古典的なデザインだけでなく、新版画や近代版画といった新しい
デザインの彫り作業にも積極的にチャレンジしている。
また、後世の彫師育成の為、積極的に弟子を受け入れている。

Hand printer / 摺師
吉田 秀男

吉田 秀男

1939年茨城県生まれ。1954年から渡辺和夫を父。義明氏(摺師)に師事。現在まで渡辺木版の摺師として渡辺氏と共に作品を制作している。
文化庁の無形文化財選定保存技術に認定されている職人。